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【定期講座】6月1日(日)基礎課程 講座④

6月に入り、梅雨の気配を少しずつ感じるようになってきましたね☔️
今回は、ソルフェージュと音楽のつながりに焦点を当てた回となりました🌸

基礎課程では…
 楽器演奏の基礎やアンサンブルの基本について学びます。しっかりと繰り返し練習をおこなうことで基礎力の強化を図り、アンサンブルの基本について理解することを目標として進めていきます。

本日のメニュー

基礎練習
ロングトーン練習、ウォーミングアップ、インターヴァル練習【4度音程】、スケール・アルペジオ練習【F Dur】

基礎課程 講座4『ソルフェージュと音楽』

練習曲
モーツァルト作曲
ディベルティメント第4番 変ロ長調

 今回も、いつも通りロングトーン練習からレッスンがスタート。まずは呼吸を整え、息をゆっくりたっぷり吸い込むところからおさえます。息の流れや音色・音程を特に意識し、丁寧にチェックしました。繰り返し練習を重ねるなかで、音の出だしや響きに安定感が出てきているのを感じます☺️確かな成長が見られた、とても良いスタートとなりました🌸 続いてウォーミングアップ。このメニューは11項目からなる基礎練習集で、今回はその中から、特に以下のポイントにフォーカスしました!

リップスラー
唇のコントロールだけで音を上下させる金管楽器のための練習。
「音の移り変わりを美しく」
「音色が変わりすぎないように」
といった点を、ゆっくり丁寧に確認しました。
マウスピースでの練習方法も伝授、きちんとやればすぐできるようになります🎺
(その間、木管楽器は別メニューを並行しています)

フィンガリング練習
指の動きを一つずつクリアにするためのトレーニング。“ただ速く”ではなく、「正確に、均等に」動かすことを目指します。今回は、指のクセを見つけて修正。練習の仕方や細かい意識ポイントまでレッスン🌸

 次はインターヴァル練習【4度音程】。(例えば「ド→ファ」「レ→ソ」など)4度音程の中には、増4度という取りにくい音程が紛れています(ファ→シ)。一緒に鳴らすと不協和音のような質感、メロディの中で登場することは比較的少ないですが、独特な緊張感を持って使われることが多い音程です。演奏する側としては音程感をつかみにくく、「なんとなく違和感があるけど、正しいのかどうか分からない…」と感じてしまいやすいポイントでもあります。今回は、その増4度も含めて、ひとつひとつの音の跳躍を耳でしっかり確認しながら、丁寧に練習を行いました。 
 最後はスケール練習F Dur】。調号もシンプルで、とっつき易い調性ですね!通常のスケール・アルペジオ(分散和音)に始まり、半音階練習、主要三和音を用いたアルぺジオ、F音を主音としたさまざまな和音のアルペジオを練習しました。ここまで1時間超、たくさん練習しました🌸

 今回の講座は「ソルフェージュと音楽」をテーマに、「演奏とどうつながっているのか」という疑問に触れながら、楽譜を読む力拍子感・リズム感を育てていく内容となりました。

ソルフェージュとは…
音楽の基礎能力を育てるためのトレーニングのことを指します。「視唱・聴音・楽譜の読み書き」などを含む総合的な音楽基礎訓練として使われます。

 表現することはもっと自由であって、たくさんの発想があって良いと思いますが、相手に音楽を伝えるためにはスキルがどうしても欠かせません。頭の中でいい小説が浮かんでいても、言葉にする、文字にするなどしなければ、相手には伝わりませんね。スキルはあったに越したことはないわけです。今回は、拍子感と正確なリズム感について押さえておきました。少しずつ訓練していきましょう🌸

 講座の後は「ディベルティメント第4番 変ロ長調」の練習。全5楽章、ゆっくりテンポで通していきました🌸音色や音程などは安定してきているので、表現方法についてレクチャーをしました。今後の音楽作りがとっても楽しみです☺️

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