イベント『春の合奏会』

2024年4月16日

いい天気に恵まれ、合奏会日和となりました！
合奏会会場のコピスみよしホール前には桜並木があり、満開の桜が出迎えてくれているようでした🌸

会場に入り、打楽器と管楽器に分かれそれぞれオリエンテーションをした後、設営に入ります。
打楽器搬入、雛壇設置など、参加者の皆様の迅速で暖かなご協力のもと、想定よりも15分も前倒しで練習スタートすることができました！！もう感謝しかありません🙇

音出しをして、、
さあ当塾初めてのイベント、『春の合奏会』のスタートです！
今回演奏曲として取り上げたのはアルフレッド・リードの名曲たち

演奏曲目

音楽祭のプレリュード
エル・カミーノ・レアル
春の猟犬
アルメニアンダンス　Part１

まずは、各楽曲をリハーサルしていきます。

音楽祭のプレリュード

アメリカの音楽祭25周年を記念して1957年に作曲されたこの楽曲、1970年の吹奏楽コンクールの課題曲にも選ばれ、広く皆様に親しまれている曲です。冒頭の金管楽器の重厚なファンファーレ、その後の木管楽器による力強いメロディ、Tuttiの豪華な響きがとても好きです☺️

まず一度通して、アンサンブルの乱れたところを取り出し返していきます。木管、金管、打楽器の各セクションもまとまりが早く、「初めまして」のバンドとは思えませんでした💦（みなさん上手いんだもん）なので、音楽的なフレーズのご提案や、サウンドバランスを少し整え、縦のチェックなどをしてこの曲は終わります。

エル・カミーノ・レアル

「国王の道」という意味のあるこの楽曲、短い序奏に続きスペインの熱狂的な３拍子の舞曲ホタへと流れていきます。中間部は哀愁に満ちたオーボエから始まり、様々な楽器に受け継がれた後美しく雄大な音楽へと移り変わっていきます。後半部は舞曲が再現、熱狂的にエンディングへ突き進んでいきます。

一度通して、各所のリハーサル。ソロのみなさんも本当に素敵なんです✨ホールにしっかりと美しい音が響き渡っていました！冒頭のホルンとアルトサックス、イングリッシュホルンのメロディがめっちゃかっこよく、テンションあがっちゃいました笑　打楽器の安定感のあるリズムのおかげもあり、滞りなく進みます。中間部のアンサンブルの難しいところ、音楽的なフレーズ感を確認してこの曲のリハーサルを終えました。

春の猟犬

詩の印象に基づいて作曲された「春の猟犬」、6/8拍子を中心とした軽やかな明るいリズムと、中間部の4/4拍子のこれまた美しいメロディが、春という季節を美しく爽やかに描いているように思います。

やっぱり一度通します（ほんとすみません💦）でも、問題なく通っちゃうのがすごい😅この曲も、ちょこっと掘り下げていきます。この曲の難しいところは、拍子感も勿論のこと、それを踏まえた上で室内楽的な要素を多く含んだ表現方法とtuttiのバランスでしょうか。。まずは、拍子感などについてリズムのスピードを共有していきます。その後、冒頭のtuttiのサウンドに少し音楽的なアイデアを取り入れ、その先の各パートが絡む箇所を少し修正をしていきます。中間部、メロディとのバランスを整えていくとスッキリしてより繊細さが伝わるような雰囲気になってきます。最後のtuttiのバランス調整して午前は終了しました！

アルメニアンダンス　Part１

アルメニア民謡集に基づいて作曲され、リード独自のアレンジが加えられたヴァラエティ豊かな作品です。「あんずの木」、「やまうずらの歌」、「ホイ、僕のナザン」、「アラガツ山」、「ゆけ、ゆけ」の5曲をメドレー風に繋げております。

午後はこちらから！「長いので、区切って返しながらしましょう」とお伝えしました、結局一回通しました笑（嘘ついてすみません💦先行けちゃったの）打楽器の安定感半端なかったっす💦そして数箇所返していきます。「あんずの木」の木管の連符、リズムが曖昧になりやすいので、取り方のちょっとした工夫だけお伝えしました。どうしても、緩やかなメロディと対比が欲しかったので、ちょっと細かく練習しました。「やまうずらの歌」はフレージングの扱い方の提案と伴奏とメロディのアンサンブルを調整、「ホイ、僕のナザン」は拍子に慣れつつ、拍子感を表現するためのアイデアを共有、「アラガツ山」はセクションをまたぐフレーズの受け応えについて、「ゆけ、ゆけ」はシンプルな音符が滑らないように共有して、リハーサルを終えました。