【定期講座】5月25日(日)応用課程 講座④

5月も終わりに差し掛かり、梅雨のシーズンに突入しようとしています☔️季節の移り変わりとともに、体調や楽器の管理にも気を配りたい時期ですね。当塾の定期講座も、早いもので折り返し地点を迎えました。今期の後半も、それぞれのペースでじっくりと成長していけるようサポートしていきます!本日は第3期生応用課程の講座です🌸
応用課程では…
演奏に役立つ音楽的知識を学び、表現方法の模索・研究をおこないます。楽曲についての理解を深め、『自身の音楽を表現できること』を目標に進めていきます。
ロングトーン、ウォーミングアップ、インターヴァル練習【6度音程・7度音程】、スケール・アルペジオ練習【c moll】
応用課程 講座4『アゴーギグとフレーズの作り方』
ドヴォルザーク作曲
第2楽章
ショパン作曲
練習曲 作品10第3番「別れの曲」
まずはロングトーンからスタート。第3期生の皆さまもすっかりこのルーティンに慣れてきた様子で、音の出し始めや終わり、音程にまで意識が向けられるようになってきました✨“ただ伸ばす”のではなく、音色・安定感・フレーズ感を意識したロングトーンは、その日の演奏全体の質を左右するとっても大事な時間です🌸ウォーミングアップのあとのインターヴァル練習では、跳躍の仕方、ロングトーンからの息の応用の仕方など、ほか意識したい点を押さえておきました。曲に活かせる内容になったかなと思います!最後にスケール・アルペジオ練習を15パターン、一気に練習して基礎練習は終了。毎回のことですが、とんでもない量やっている気がしますw
今回の講座では、音楽を“より歌うように”演奏するためのコツとして、「アゴーギグ」と「フレーズの組み立て方」にフォーカスして取り組みました。アゴーギグ(Agogic)とは、テンポをほんの少し揺らしたり、リズムを柔軟に扱うことで表現に豊かさを加える技法のこと。言葉に抑揚があるように、音楽にも“間”や“伸び縮み”があると、聴く人の心にスッと届きます。一方で、自由さの中にも“説得力”が必要になると思っています。なぜそうしたのか『好み』頼りになりすぎないことも大切なことだと思います。自然なrit. accel.の掛け方を学んでから、間の取り方、伸び縮みの掛け方を楽譜から読み解く方法などをレクチャーしました。
講座の最後には、練習曲を使って実践的なアンサンブル練習を行いました。今回取り上げたアゴーギグやフレーズの組み立て方を意識しながら、「実際にどう音に表すか?」考えるにはもってこいの練習曲だと感じます。テンポの揺れやフレーズの方向性を全体でそろえることで、音楽の流れがぐっと自然になり、アンサンブルとしての一体感も増してくるでしょう✨これまた難しいことですが、曲の中で「考えたこと」が活かされてくると、練習もどんどん楽しくなってきますね☺️
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