12月17日(日)第8回講座
寒暖差にやられている塾長です⛄️
さて、いよいよ最後の講座となりました。
基礎練習
・腹式呼吸を意識したブレストレーニング
・ウォーミングアップ
・スケール、アルペジオ【Ges dur】
講座
第7回 合わせること(3)
『バランス感覚について』
練習曲
C.ドビュッシー作曲
亜麻色の髪の乙女
R.ワーグナー作曲
エルザの大聖堂への行列
本日の基礎練習もブレストレーニングから始まります。毎回丁寧に意識しておくと、その日の練習がしっかり捗ります。基本をしっかりとおさえ、毎回繰り返すことで身体に定着させていきます。ウォーミングアップでは毎回同じメニューをこなします(ウォーミングアップの流れはこちら)。徐々に慣れて、意識できることが多くなってきていますので、さらに質を上げるための練習や意識のポイントを変えてみました。同じメニューを視点を変え、目的を変えて練習することで、まだまだ練習の余地があることや、新たな発見がありますね。ここが『練習』の楽しいところ。
スケール・アルペジオ練習では【Ges(G♭) Dur】に取り組みました。滅多に出会うことのない調性で、調号も楽器によっては多く諦めがちですが、当塾ではそんなの関係なく練習します笑 ここで、異名同音調のお話をしました。異名同音調とは、名前は異なるが同じ調性の組み合わせのことを指します。例えば、今回で言うと【G♭ Dur】と【F♯ Dur】の関係性になります。音の呼び方(調号も含め)は異なりますが、演奏する音は同じ音になります。それを踏まえて、【G♭ Dur】【F♯ Dur】それぞれの印象をどのように感じますか?全く同じでしょうか?同じ音が並ぶ音階でも、感じ方が変わるだけで、音色や音楽に大きく影響すると思います。そのまま何も感じず演奏するのではなく、何か思ったことを形にしてみるのもいいですね。
基礎課程、最後の講座は『合わせること(3)バランス感覚について』と題し、進めていきました。私がどうしても触れておきたかったことです。少人数でも大人数でも、他の奏者とアンサンブルをすることが基本的に求められますが、音程やリズムを合わせる、音色を合わせることを踏まえたその先には、『どう混ぜるか』が重要なのかなと感じています。
① ユニゾンのバランス
② 和音のバランス(転回形や和声配置など)
③ オーケストレーションのバランス
④ 声部のバランス
「この場合どう対処しようか」と考えながら、具体的にバランスを取る方法をお伝えしました。その内容は、ぜひ桜ブラス塾にて!
今回で講座期間は終了となります。年明けより、2月24日に開催する修了演奏会の練習期間に入ります。これまでの学びをしっかりと熟成させて、第1期生の皆様と一緒に頑張っていきたいと思いますので、暖かく見守っていただけたら嬉しいです☺️